- TOP
- 日本の歯科医療の現状
日本の歯科医療の現状
Japan Dental Industry
世界と
日本の歯科の違い
Message
日本では、痛くなってから歯科医院に通う、という現状があります。
日本の歯科医療の現状を
ご存知ですか
日本では痛みや腫れなど何か症状が出てから歯科医院を受診するのが一般的です。治療のために歯科医院へ行き、再発すると再度歯科医院へ行くといった治療型のかかり方は、再治療を繰り返しながら結果的に多くの歯の喪失を招いてしまいます。むし歯も歯周病も、痛みが出たときには既に重度に進行してしまっている場合が多く、最終的な治療費も大きくなってしまいます。
-
Case1
むし歯や歯周病の発症
上図は、現在の日本の歯科医療を表しています。何か違和感を持ちませんか?
-
Case2
繰り返す発症と再治療
蛇口の水が出しっぱなしの状態で二人の人間が床を拭いています。
蛇口から溢れ出てくるのは「むし歯」と「歯周病」です。 -
Case3
複雑化する治療と負荷
溢れ出てくる水を拭く雑巾はむし歯を詰める「CR(コンポジットレジン)」というプラスチックや「Cr(クラウン)」という被せ物です。
さらに悪くなると「抜歯」や「入れ歯」「インプラント」などお金と技術が必要な処置で治す必要があります。 -
Case4
原因を絶たずに続く徒労
しかし、蛇口は開いているので治しても治しても「むし歯」と「歯周病」が溢れ出てきます。これでは「徒労」に終わってしまいます。
日本の歯科医療も同じ状況ではないでしょうか。
世界でも残存歯数の
少ない日本
歯科疾患実態調査によると、親知らずを除く永久歯28本のうち、60歳で約10本、80歳で約20本を失い、80歳の残存歯数は平均すると5~6本程度です。また、その残っている歯の状態も、健康だとは限りません。80代の約半数は一本も歯がなく、総義歯を使用しています。これは、歯科医院を受診しなかった結果ではありません。歯科医院を治療のために繰り返し受診した結果です。アメリカでは80歳で17本、スウェーデンでは75歳で20本の永久歯が残っています。予防歯科の進んだ国と比較すると、日本では残存歯数が少ないことが分かります。
この差を生んでいるのが、予防のためのメインテナンスです。メインテナンス率は、スウェーデンで約90%、アメリカで約80%です。それに対し、日本では5%を切っており、この違いが残存歯数の違いとなって現われています。
むし歯も
歯周病も予測可能な疾患。
予防できる病気です
日本ではむし歯治療は国民皆保険制度によって保障されているため、いつでも誰でも比較的安く治療を受けることができます。その結果、「歯は悪くなったら治せばいい」という考え方が、知らず知らずのうちに根付いてしまったのかもしれません。しかし、いったん治療した歯は健康な歯よりもろくなり、どれほど精度の高い被せ物や高額な治療を行っても、自分自身の天然歯以上の状態に戻すことはできません。
現在では、むし歯も歯周病も原因が明らかになっており、適切な診査・診断にもとづいた予防プログラムを実践すれば、生涯にわたって自分の歯を守ることは可能です。
歯は新陳代謝のない特殊な組織であり、一度失った歯や歯槽骨は二度と再生されません。
歯を失ってから高額な治療を受けるのと、健康なうちからメインテナンスで守るのとでは、どちらが賢い歯科医院の通い方と言えるでしょうか。
当院では、患者様に予防の重要性をご理解いただき、歯を守ることが全身の健康につながり、ひいては総医療費の削減にも寄与することを踏まえたうえで、診療を受けていただきたいと考えています。